


JTBトラベランドは、旅行販売(リテール)専業会社です。リテールNo.1を掲げ、2007年度決算は店頭売上高2593億円を計上し、日本国内では売り上げNo.1を達成しました。しかし、名実ともにリテールNo.1になるためには、売上高だけではなく、お客様の満足度という点でも、まだまだ成長していかなければなりません。
いつの時代にも課題はたくさんあります。長期的にみると、旅行市場は安定的に成長していますが、競合が多い市場です。そこで勝ち抜いていくことは、今日の課題でもあり、将来の課題でもあります。従来は旅行業同士の競争でしたが、今後は競争相手が変わってくるでしょう。ネット専業者、サプライヤーの直販など、競争相手は多様化しています。そこで勝ち抜くための手段は、強みを再認識し、その強みを伸ばすことです。我々の強みは、優秀でホスピタリティあふれる「人財」、身近にあり快適で便利な「店舗」です。そこをさらに磨きながら、新たなチャレンジをしていくことが必要です。
営業の中心は店舗ですが、これからのユビキタス社会に向けて、インターネットをいかに融合させ、サービスに広がりと深みを出していくかを、真剣に考えています。たとえば、自社のウェブサイトで情報を提供することで、お客様がターゲットを絞り込み、店頭で申し込む時間を短縮することができます。事業の目的は旅行を提案して販売することですから、場合によっては、お客様がウェブで旅行の購入を完了されても構いません。勿論、店舗の強さが戦略の中心ですから、そのうえで複合機能を駆使し、お客様のお役に立っていくことが我々のビジョンです。

JTBグループ176社は、それぞれに異なるビジネスを持つ会社の集合体です。旅行市場には広がりと奥行きがあり、単一のビジネスモデルでは補足し切れない部分があり、それをお互いにカバーしています。
JTBグループの中にもいくつかの旅行販売業があるなかで、わが社の特性は、(1)小規模 (2)軽装備(3)最寄性に優れている点です。その結果、一般消費市場の動向に合わせて店舗展開をはかり、全国410店舗のうち大規模商業施設内に構えるインショップが310店舗以上。これはわが社が主に保有しているビジネスモデルです。また、我々の売上利益のほとんどがカウンターセールスに特化しています。
このように、ビジネスモデルが違うということは、仕事の中身も違うということです。わが社の事業の柱は、カウンターセールスであり、「ストアマネジメント」がみなさんの将来的な仕事となります。小規模店舗ですので、若手の店長がたくさん活躍し、最年少店長は32歳です。将来はそれぞれの店舗におけるトップマネジメントとして活躍していただきたいと思います。JTBトラベランドには、旅行業として夢や感動を売る仕事としての面白さがあり、さらにストアビジネス、ストアマネジメントの躍動感を備えています。JTBグループのなかでも特異性のある会社ですので、ぜひわが社で店長をめざし、一緒に頑張っていきましょう。

求める人物像は、「誠実であること」「立派な社会人であること」「サービス精神が旺盛であること」そして「競争心があること」です。旅行はサービス業ですので、人に何かしてあげることに喜びを感じられることは大切です。サービス精神を磨くのは今からでも遅くありません。ゴミを拾う、お年寄りに席をゆずる、どんな小さなことでも実際にやってみることで無償の奉仕は身に付くものです。旅行業を目指すうえでは、欠かせない要素ですので、ぜひ自分の可能性にチャレンジしてください。これらの要素を備えたうえで、わが社の社員になったら、旅行業のプロフェッショナルになっていただきたい。お客様に負けない情報力、お客様のニーズに有効な商品選択をしてあげられる力、お客様のニーズを超える提案力。これらは、すべてプロの仕事です。
最後に、学生のみなさんに申し上げたいことがあります。最近、求人面接でマニュアル的な応答をする方が増えているように感じます。もし演技をして面接を受けるなら、その会社を退職するまで演技を続ける覚悟が必要です。就職活動は、企業が学生さんを選ぶのではなく、お互いに選ぶ場です。その場を大事にしたいと思っていますので、ぜひありのままの姿で臨んでください。みなさんにお会いできることを楽しみにしています。
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